こんにちは、松川まりこです。
今日は、とにかく明るい気持ちになれる、こちらの一冊をご紹介します!
じゃじゃーん!
オケ老人!
著者:荒木源
発行所:株式会社 小学館
転勤先の街でふらっと入った
アマチュアオーケストラ「梅が丘フィルハーモニー(通称・梅フィル)」の演奏に
感動した高校教師の中島は、
学生時代に弾いていたバイオリンを引っ張り出し、
「ここに入団したい!」と、おぼろげな記憶で楽団名をネット検索します。
…が!!
間違って、よく似た名前の「梅ヶ丘交響楽団(通称・梅響)」に入ってしまいます。
しかも、梅響の団員は、よぼよぼの老人達!
そしてその演奏は、おぼつかなくて、めちゃくちゃ!(笑)
指揮者を引き受けることになってしまった中島ですが、
もどかしさを感じながらも、梅響と向き合っていくうちに、
次第に音楽の本質に気がついていきます。
しかしそこに、実は梅響と深い因縁のあった「梅フィル」との対立や、
国家機密の使命を負ったロシアのスパイの思惑も絡んでいきます…!!
ウソでしょーっ!?って思いながらも、
ドタバタとわかりやすい展開に、笑ってドキドキして、
人との繋がりにホッと一息つける一冊です。
そして、とにかく、うらやましくなります。
自分も、そこに加わりたいと!
『オケ老人!』は、映画化もされていて、
主人公の中島は、原作では男性なのですが、
映画では女優の杏ちゃんが演じていました!
映像化される作品は、その違いも面白さのひとつですよね。
こういうポジティブなお話は、
わたしは疲れたときに読みたくなります。
現実の重たさを忘れたいときなんかに…!!
軽い気持ちで読めるのが良いです♪
音楽をやっていた方も、そうではない方も、
「誰かと何かを作り上げる」素晴らしさを感じられると思います。
そして、自分もなんでも出来るような、パワーに満ちた気持ちになる一冊です。