生春巻き
明日は節分。
ずぼらなわたしは恵方巻きの予約をしたことはない。せいぜい、当日売れ残った恵方巻きの救済にこそこそと近所のスーパーに出向いたことがあるくらい。
今年は家で作ってみようか…とも思ったが、
生春巻きで恵方巻きもどきだ!と思いついた。恵方巻きは具にもいろいろと意味があるそうだが、この際気にするまい。
生春巻きはベトナム料理。春巻き用の「ライスペーパー」の原材料はその名のとおり、米。確かに、ベトナムにはほかにもフォーとか、米粉を使う加工品が多い。同じ米文化と言えど、使い方が違うっておもしろいなあ。
ライスペーパーはいろんなサイズがあるのでお好みのものを探してほしい。昔からよく輸入品店(ジュピターとかカルディ)でみかけたが、最近普通のスーパーでも入手できる。ちなみにご近所のスーパーではナンプラーとか分類しにくい調味料がごちゃっとあるところにさりげな~く並んでいた。
具は、なんでも好きなものを選べばいい。手巻き寿司的感覚に近いと思う。
お肉・お魚系:エビ、豚肉しゃぶしゃぶ、サーモン
葉っぱ系:レタス、水菜、ニラ、大葉
その他野菜:にんじんの千切り、ゆでもやし、アボカド、きゅうり
ライスペーパーは半透明なので、エビはまるごと使ったり、きゅうりはまるくきったり、形がはっきり見えるものがあるとおしゃれ。あと、断面が彩りがいいと写真栄えする。
材料をそろえたら、まきまきタイム!
ライスペーパーが一枚乗るくらいの大き目の平皿を2枚用意。
1枚には水をいれて、もう1枚はまくときの作業用。
たいていのライスペーパーは基本、水をさらっとつけて平皿に置いておけば、みるみるやわらかくなる。(袋の説明を要確認!)
そこに好みの具材をのせて、春巻きの要領でぱたぱた、くるくるすれば…完成。餃子のように皮に水をつける必要もなく、ここは超カンタン!
くっつきやすいので、できたものはあまり重ねないように(多少隣同士くっつくくらいであればはがせるのでご心配なく)。
ソースはお好みで、スイートチリソースや、ゴマドレッシング、ごま油に塩をかけたやつなどでも。バリエーションが楽しめるのも生春巻きのいいところだ。
さあ!できたらば2020年の方角、西南西やや西(右)に向かって、がぶり!
恵方巻きより短いのでありがたい(!?)
節分は、実家では一大イベントだった。
父親が全身に絵の具を塗りたくって等身大の鬼となって現われ、近所の子どもたちが本気で恐怖するというゆかいなひととき。
(決してこれが関東のノーマルな家庭ではない)
北海道は落花生をまくと聞いて驚いた。たしかに落ちても食べられるし、合理的~!
節分を過ぎたら、立春。
北海道の春は、まだちょっと先。