あけましておめでとうございます。
新年初の記事となります。
お正月、ゆっくり過ごされてますか~?
今日は、長いお休みに一気に読みたくなる、
少年漫画のようなシリーズをご紹介します♪
燦 ―シリーズ全8巻-
著者:あさのあつこ
発行所:株式会社文藝春秋
江戸から遠く離れた田鶴藩で、ある日、藩主が何者かに襲われます。
この家に仕える伊月は、その刺客と刀を交えるのですが、
剣が巧みな伊月でもかなわなかったこの刺客は、
剣だけではなく、なんと鷹も操る謎の少年。
そしてこの少年・燦(さん)は、実は伊月と深い関わりがあり…。
彼が名乗る「神波(かんば)の一族」と田鶴藩の因縁とは何なのか、
そして、この二人に待ち受ける宿命とは…?
1巻は、これから広がる壮大な運命や謎を予感させ、わくわくさせてくれます。
そして2巻からは、舞台を江戸へと移し、物語は更に壮大に膨らんでいきます。
一冊一冊が薄く、読みやすいのですが、物語は凝縮されています。
時代劇のようなファンタジーのような世界観で、軽めに読めるかと思いきや、
重たい現実もあり、ふわふわ軽いだけの物語ではありません。
ふいに泣かされてしまうかも…!
登場人物たちもみんな魅力的ですし、
心情描写も、迫ってくるものがあります。
そして8巻まで読むと、、
全てが明かされたときに、衝撃が走ります!!!
これを知ってもう一度読むと、また味わいが違うだろうなと…。
もし実写化したとしたら、燦と伊月と、伊月が仕える藩主の息子の圭寿、
この3人の役は誰がいいかなあ、むふふ♪と考えるのが、
わたしの楽しみでもありました。(笑)
謎あり、アクションあり、出生の秘密あり、身分違いの恋あり、
…あれ?途中から韓国ドラマみたい?(笑)
飽きさせませんので、ぜひ手に取ってみてください♪