変わり続ける農村風景〜豆の収穫〜

こんにちは! YOME?!です。

すっかり秋ですね。
ここ最近の帯広は昼間は15℃以上あったりして、
風が吹かなければぽかぽか、眠くなるほどの陽気です。

でも、確実に太陽の角度は低くなり、
日もどんどん短くなっています。

夕焼けの美しい季節。
日高山脈に沈む一番最後のギリギリのところが一番美しくなるんですよね。
そんな、自然の移り変わりを感じるのが秋な気がします。

 

さて
農場の畑も徐々に収穫が進み、残すは白小豆と黒豆(黒大豆)となりました。
豆と言えば、その昔は「ニオ積み」が十勝の風景でしたが、だんだん見かけなくなり
畑の天然記念物化してきています。(サイロも同)

ニオ積み(参考画像URL:http://kembou.blog59.fc2.com/blog-entry-1010.html)

ニオ積みは、刈り取った豆を畑で積み上げて自然乾燥させるというもの。十勝の秋のからっ風が風味豊かな豆を仕上げることから、十勝が豆大国という象徴の風景でもありました。

じいちゃんの時代は、鎌で手刈りし積み上げていたようです。
父母の時代には、機械で刈り取りそれから積み上げ。それでも下に敷く台木を畑に並べるなど、途方もない人手と時間がかかっていたようです。

現在は、大豆は小麦と同様のコンバイン(過去記事参照)で、刈り取りから脱穀までを一度に行っています。そのため、ニオ積みすることもありません。

からっからに乾いた鞘をパチンと割ると、中には綺麗な豆が(写真は黒豆)
豆って不思議な作物ですね。

金時豆、黒豆、小豆(赤白)を刈るのは、箱型の小さなコンバイン。


刈り取りと脱穀を一度に行い、自家用のものは乾燥機で乾かします。

こうして水分を充分に飛ばさないと、カビが生えたりして製品にはならないのです。

 

そこから今度は唐箕(とうみ)で小粒の豆や石を除去し、風で鞘や茎などを飛ばします。

レトロかわいい唐箕の機械。現役で使っているのは珍しいそうです^^

大手の会社では唐箕や比重選別、色彩選別を大きな機械であっという間にしますが、私たちは小売分の量なので、手で選別し、磨きをかけて製品にします。


虫くいや色が流れてしまっているもの、皮が剥がれているもの、形が悪いもの、を手選別。

これが冬の間の作業。乾かして置いておいて、畑の後片付けがすべて終わってからやることになります。

 

農産物は、
土を作り、種を撒いて育て、
収穫して、製品になるまで、
とてもとても長い時間と手間をかけられていること。
私も結婚するまで意識したことがありませんでした。

特に畑作のものは、1年に一度しか収穫できません。
10年やっていても、たった10回。
だから、常に試行錯誤なのだなと思ったりします。

 

今年は豊穣の秋になりそうです。
事故なく、畑作業が終りますように。
食べてくれる人の「おいしい」が聞けるように。

あと、もう少し、です。

この記事を書いた人

YOME?!

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十勝出身。農家の長男と結婚し、農家の嫁となる。農家の暮らしあれこれを嫁目線で発信。楽しく、自分らしく生きる、がモットー。好きなものはpH10以上の温泉、紙物全般、キャンドル、ひき肉。1児のハハ。