
こんにちは! YOME?!です。
家の薪ストーブの稼働日数もずいぶん少なくなりました。
さてさて、オットは確定申告も終了し、今はアルバイトに行っています。(働き者!)
ある時は、ダンプを運転し豚さんの糞尿を運ぶ仕事。
また、ある時は、
近所の農家さんでビートの苗床つくりのお手伝い。
そして、3月から始まったのが、
「融雪」(ゆうせつ)のバイトです。
そう、文字通り「雪を融かす」のです。
十勝では、畑の春の風物詩なのですが、他の地域ではどうなんでしょう??
この時期、まだ雪が残る畑に、黒い砂のようなものが撒かれた跡があるのを見たことありませんか?
ベルトコンベヤーのようなもので走った跡も。
農家さんがスノーモービルで遊んでいるわけじゃないですよ~。
雪解けを早めたい畑に融雪剤を撒いているんですね。
融雪剤には、炭や炭酸カルシウムが入っていますが、多くは、太陽の反射熱を利用して早く融かそうというもの。白いものより黒いもののほうが、早く熱くなりますよね。
うちは、薪ストーブの灰を家の周辺に撒いたりしています。
そして、カルシウムの補給という役割もあります。
だから、融雪剤をくまなく撒かれた畑は、撒かない畑と比べてぐんぐん融けていきます。
その差は歴然!
ちなみに、「雪解けを早めたい畑」というのは、春耕が早い畑のこと。秋に撒いた小麦の畑や、早い時期に撒くジャガイモの畑、5月には花が咲く菜種などです。
雪が融けて畑に入れそうにみえても、重たいトラクターや作業機が入るのは困難な場合もあるのです。
この「畑に入るタイミング」もとっても重要。もう、そういうことを考える時期になったんですね。
融雪剤は、このピステンブーリーという機械で撒いていきます。
メジャーリーグのホームラン王みたいな名前ですね。。
スキー場などで、圧雪車として使われているものと同じ、といえばイメージがわきますかね。
オットはこれに乗ってひたすら走るオペレーターです。
「これって技術いるの?」
「ただ走ればいいだけ?」
って思っちゃいますよね。笑
これで日当●万円なんて!
私でも出来るかも、、なんて。
でも、積んだ融雪剤を
くまなく、きれいに、均等に、撒くには、やはりそれなりの操作技術が必要なのだそう。。
そして、それを日の出から日の入りまで続けます。
もれなくついてくるのは、「雪焼け」。
こんな時期に日焼けしていると、
「あら!お休みでハワイでも行ったの~?」
なんて言われているオットですが、日がな一日ブロキャスに乗りっぱなしで、畑という大海原を運転しているんですねぇ。
きっと、オットが一番、移りゆく四季を肌で感じているのではないでしょうか。
春耕が始まる頃。
日高山脈にはまだ雪が残っていますが、
これから始まる季節にわくわくする時でもあります。
もうすぐ、長い冬が終わります。