なんて素敵にジャパネスク

こんにちは!

紅葉がとてもキレイになりましたね。

ちょっと風流な気持ちになるこの季節、

平安時代に心をタイムスリップさせてみませんか?

 

 

なんて素敵にジャパネスク

著者:氷室冴子

発行所:株式会社集英社

 

時は平安時代。

貴族のお嬢さま、16歳の瑠璃姫が主人公のお話です。

 

平安時代のお姫様といえば、一日中部屋に籠り、

お歌をうたったり、文(手紙)をしたためたり、お琴を弾いたりと、

おしとやかなもの…なのですが、

瑠璃姫は、かなり好奇心旺盛でおてんばなお姫様!

 

紆余曲折の末、幼なじみとの結婚が決まりますが、

当日にいつも何かが起こり、結婚はどんどん先延ばしに。

結婚するため、障害を取り除くため、

瑠璃姫はスパイのようにお忍びで出かけては、問題を巻き起こす…のですが、

ある日、東宮の暗殺の企てを知り、事件に巻き込まれていきます。

 

おてんばなお姫様が大冒険をするあたり、

アリエルやラプンツェルやアナ王女のような…

ディズニーに通じるものがあるかもしれません。

魔法はありませんが(笑)。

親近感の湧く女の子です。

 

紫式部もびっくりするだろうなと思うくらいの、

ドタバタラブコメディー!ですが、

ふと、同じような毎日を送ってるなあ~…、何か面白いことないかな~…と、

思ったときに、ぜひ読んでみていただきたいです。

 

自分次第で、毎日は変えられるんだということを

思い出させてもらえます。

 

気が付かないうちに、

時間がないから、お金を貯めたいから、

上手くいくかわからないから、

みんながあまりやらないことだから、突拍子もないから…

なにか理由をつけて、

やりたいことを自分で却下していることってありませんか?

 

わたしはしょっちゅうで、

気が付いたら、毎日同じような生活で、

何かに制限されているかのように暮らしていたりします。

「もっと面白いことしたいのに~」って思いながら。

 

瑠璃姫を見ていると、こんな制限だらけの時代でも、

自分の気持ちに素直に動けば、変えられることもあるんだなって感じます。

実際にこんなお姫様がいるかどうかは、なんとも言えませんけど(笑)。

 

 

『なんて素敵にジャパネスク』は、

シリーズで8巻+番外編2巻の全10巻あるんですが、

わたしは小学生のときにハマっていたんです。

瑠璃姫のくだけた解説で読む

平安時代の暮らしの様子や、歌の文化も面白いなあ~と思っていたので、

中学生になってから、古典の授業も楽しくて。

古典のきっかけに読むのも良いかもしれません!

 

わたしはその後、札幌の某大学の文学部に入り、

その中で、一番好きだった授業が平安文学の授業だったので、

そのまま、その教授のゼミで卒業論文まで書いたのですが、

ある日、作者の氷室さんが亡くなり、

それがきっかけで、氷室さんが同じ大学出身だったことを知りました。

 

どうやら、同じ大学の同じ学科で、同じような分野を学んで、

『なんて素敵にジャパネスク』は生まれたようです。

なんだか不思議な気持ち…。

 

関係ないですが、平安時代の方々は、

占いや暦が凶の日などには、「物忌み」と言って、

一日家に籠もって、大事な仕事があってもお休みするという習慣があったのですが、

在学中、学校をお休みする(=サボる)とき、

「今日は物忌みするね☆」と友人間でメールを回していました(笑)。

たのしかったなあ…(笑)。

 

この記事を書いた人

松川まりこ

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札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪