こんにちは。松川まりこです。
わたしは普段、書店で働いているのですが、
お客さまから、お探しの本のお問い合わせを受ける機会が、とても多いです。
これは、わたしが書店で働き始めてから知ったことでもあるのですが、
今回は、お探しの本の在庫を問い合わせたいとき、予約をしたいとき、
これを伝えるとスムーズにいく「書籍のコード」をご紹介したいと思います。
本にはタイトルごとに「ISBNコード」というものがあります。
世界に一つしか存在しない、その書籍の番号になります。
ほとんどの書籍には、バーコードが二つ付いているのですが、
(たまにバーコードが付いていないものもあります。が、コードはあります。)
たとえばこちら、
(こちらは、先日ご紹介した『ハリー・ポッターと呪いの子』のバーコードです)
上のバーコードに記載された「9784~」から始まる13ケタの番号。
これが、この本のISBNコードです。
『ハリー・ポッターと呪いの子』のISBNコードは、
「9784863893467」だということがわかります。
(日本で出版された書籍は、ISBNコードが「9784~」から始まります!)
このISBNコードは、ネット上でも、
出版社の書籍紹介のページや、アマゾンなどに掲載されています。
もちろん、書店でお問い合わせいただく際は、コードがなくても大丈夫!なのですが、
たとえば「友達がこの本を持っていて、同じのが欲しい」といった場合は、
裏のバーコードを写真に撮らせてもらったり、
「ネットで調べてみた」という場合には、
せっかくなので、コードをスクショしておくとスムーズかもしれません☆
新聞で紹介されている本のコーナーにもコードが記載されていますので、
切り抜きを持っていくのも良いと思います。
また、似たようなタイトルがたくさんある本の場合、
たとえば、、探しているのが『かんたんにできる!〇〇の基本』という本だとすると、
『いちばんかんたん!〇〇』『かんたん!基本の〇〇』『かんたんにできる!基本の〇〇』…
といった似通ったタイトルの本も、同じ棚に並んでいたりするので、
実際に自分で探す場合にも、ISBNコードを控えていると、
実物のコードを見て確認ができるので、安心感があるかもしれません。
参考書や、お料理・裁縫・暮らしに関する実用書、
家庭医学に関する本や、パソコンの使い方などなど、、
似通ったタイトルの並ぶ棚は、けっこう多いものです。
他には、たとえば趣味の本などで、
口頭でタイトルを伝えるのが照れくさい場合などにも、
ISBNコードを伝えれば、在庫の確認をしてもらえるので、便利かもしれないですね。
そして、ISBNコードを持っていくと、
店員に喜ばれることも、間違いありません(笑)。
タイトルがあやふやでも、コードの数字が合っていれば検索できますし、
長くお待たせすることなく調べることができるからです。
書店の検索機って、タイトルが一字でも間違っていると検索に引っかからないので、
あやふやな場合は、一度ネット(アマゾンなど)でキーワード検索して、
本を特定してISBNコードを調べてから、
書店の検索機にかけて、在庫確認することになるんですよね。
なにより…、お待たせしてしまうのが、申し訳ない!!!
みなさんも、もし興味が湧けば、活用してみてくださいね♪
ちなみに雑誌には、ISBNコードがありませんので、ご注意ください。
こちらは雑誌コードというものがあるのですが、、。
また機会があれば(^^)