サクラ咲く

こんにちは、松川まりこです。

北海道にも桜が咲く季節ですね。

 

今日は、タイトルから春を感じる、こちらの作品をご紹介いたします。

 

サクラ咲く

著者:辻村深月

発行所:株式会社光文社

 

三編のお話の入った、短編集です。

短編なのですが、少しづつそれぞれのお話に繋がりがあります。

繋がりを見つけたときに、少しほっこりした気持ちになる、

読み応えも抜群の一冊です。

 

なかでもわたしが好きだったのは、表題作にもなっている「サクラ咲く」。

主人公のマチは、気が弱くて、

自分の意見をはっきりと言えないことが悩みの中学1年生です。

ある日、図書室の本に、

「サクラチル」と書かれた便せんが挟まれているのを見つけ、

それをきっかけに、顔の見えない相手との文通が始まっていきます。

1年間の学校生活のなか、様々なイベントを通し、

ときには文通相手の言葉に励まされながら、マチは少しづつ変化していきます。

果たして、この文通相手は誰なのか…。

わかったときに、マチはどうするのか、、見どころです!

 

三編どれも青春を感じるお話ばかりなのですが、

中学・高校の学校の空気感が、とても良いです。

 

青春と言っても、ただキラキラしているだけではなく、

時にはうまくいかなかったり、

人と自分の違いに落ち込んだり、

誰かの言葉に傷ついたり、、

 

そういうのも全部ひっくるめて、

ああ~、学校生活ってこんなだったなあ、と思い出し、

懐かしい気持ちになります。

 

読み終わったあとには、すっきりと充実した気持ちになる一冊です。

現在30歳のわたしは、涙腺がゆるくなり、

涙してしまうシーンが何か所もあるのですが…、

青春の爽やかな気持ちを(笑) 思い出してみませんか♪

この記事を書いた人

松川まりこ

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札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪