
こんにちは! YOME⁉︎です。
先日、「トウミガケ」をしました。
以前にもレトロな機械として紹介したことがありますが、今回は初めてそれを一人で動かしました!
農家にはホントに色んな機械があって、
「100の仕事が出来るので百姓」と言われているだけあり、農業という仕事の、なんと細かく多岐に渡ること!
昔は「頭が悪いやつがやるのが農業」と言われ、じいちゃんはよく「オレは頭足りんかったから百姓しかやれんかった」なんて言ってますが、
頭の回転の良さだったり、何かいい方法、効率的に仕事をする方法を常に考える姿勢や、機械への知識、紐をギュッとするやり方などの「始末」の仕方は、さすがに90歳を超えて衰えているものの、驚くことが度々あります。
更に今は、化学的な土壌分析、幅広い経営・経理の知識、ドローンやGPSなども含むITなど、、、多分一人ひとり、得て不得手はあるのでしょうけど、これだけ幅広い業務を一人でこなすことは、一般企業では考えられないです。
そういう意味では(?^ ^)、
オットのことを尊敬しています。
レトロでかっこいい機械「唐箕」。
超アナログから最新鋭まで、仕事は色々あるわけですが、中でもレトロな機械で好きなのがこれ。
博物館で見たことあるレベルの、唐箕機。
元はわからないけれど多分緑色と、黄色の文字のバランスも可愛い♪
ガチャガチャモーターが動いている音がすると嬉しくなります。
今回は、初めて唐箕がけを一人でやりました!
収穫したままの小麦がコレ。
まずはこのオレンジの「み」(一文字!)という道具ですくって機械上部に入れます。
そこから風の力で、小麦の茎や籾(軽いもの)を飛ばします。
それで出てきたのが、玄麦です。
唐箕はほとんどが豆のためのものですが、うちでは自家用小麦はまず唐箕にかけています。
で、この唐箕をもう一度かけて、そのままドンにしたり→小麦シリアル、製粉する場合は、製粉会社に頼んでいます。
職人っぽいのは、出てくる麦の量を調節するバルブを手で微調整すること。
電源以外はこのバルブの開閉具合で麦を出したり止めたり、を繰り返します。
開けすぎたらたくさん出過ぎて、下の受けがすぐにいっぱいになってしまうし、
閉めすぎても仕事が進まない。
なるべく一定量の麦が出て、休みなく仕事ができるように調節するのが、
私にはまだ難しかったです。
オットやじいちゃんは座りながら、余裕〜といった感じでやっているのですが、
私は、麦を補充したり、バルブを調節したり、出来た玄麦を袋に詰めたり、に
やたらとバタバタしてしまいました。
まあ、何事も始めから上手くはいきません。
オートメーション化でピッピッピというのも、もちろん良いのですが、
ガシャガシャ動く唐箕に触りながら手で仕事をすると何というか、達成感がありました。
あまりに雨続きでジャガイモを掘れず、倉庫の片付けやら色々しています。