こんにちは、松川まりこです。
突然ですが、デジャ・ヴの経験ってありますか?
わたしは、たまーに、、。
何気ない場面で、ふと急に、
この瞬間、間違いなく夢で見たことある!って思うのに、
前見た時には、このあと何かが起こった…って思うのに、
思い出そうとすればするほど遠のいていくんですよね~。笑
今日ご紹介するのは、前世の記憶がデジャ・ヴになって現れる話。
こんなデジャ・ヴが起きたらワクワクするんですけどね(^^)
もう一度デジャ・ヴ
著書:村山由佳
発行所:株式会社 集英社
行ったことがないのに知っている!
テレビに映った風景にデジャ・ヴを覚えた高校生の武志は、
その後、不思議な夢を見るようになります。
その夢の中で、武志は様々な前世の記憶にタイムスリップします。
毎晩、違う国や時代に生きる自分を体験するのですが、
その中に、決まっていつも同じ女性が出てくるのです。
その前世によって、いろんな出会い方をし、いつか惹かれあい、
でも最後には必ず引き裂かれてしまうという…。
そんななか武志は、現代でもその運命の女性と出会うのではないかと、
女性が実在すると信じ始めます。
物語は、現代と二百年前の前世の話が交互になっています。
初めに武志がテレビで見た風景に関係する前世です。
この世界で、武志は戦国の忍びの一族として生きているのですが、
いったい前世で何があったのか…。
そして武志が選ぶ道とは…。
苦難の多いなか、
「出会いは運命かもしれないけど、その後を切り開いていくのは自分自身だ」
という前向きな武志の生き方が、清々しいです。
現代と交互にやってくる前世の忍びの話が面白く、
冒険物語として読みやすい作品です。
気分をリフレッシュしたいときに、ぜひおすすめです♪
読むたびに、映像化されたら面白そうだな~と思う一冊でもあります(^^)
村山さんの作品の中で、人気の高い
『おいしいコーヒーのいれ方』というシリーズがあるのですが、
この武志は、そちらにも少しだけ登場しているよう。
(わたしは昔読んだことがあるけれど、残念ながらあまり覚えておらず…(^^;))
武志の現代での、運命の女性との「その後」も、
そちらを読めば、もしかしたら垣間見えるのかもしれません。
わたしも今度手に取ってみよう(^^)