校閲ガール

まりこの本棚

読書アドバイザーの松川まりこが、面白いと思った本の紹介を中心に、本にまつわるお話を様々な角度から発信します。

あけましておめでとうございます!

松川まりこです。

 

今年初の記事となります。

みなさんは、お正月、どのようにお過ごしでしょうか(^^)

 

なかには、あ~このまま仕事したくなーい…!

という気持ちになっている方もいるかもしれません。(笑)

今日は、明るい気持ちになるお仕事小説をご紹介します。

読んでみると、年明けの仕事にも、やる気が出てくるかも??

 

 

校閲ガール

著者:宮木あや子

発行所:株式会社KADOKAWA

 

 

オシャレが生きがいで、ファッション誌が大好きな河野悦子は、

読んだ雑誌の内容を暗記しているほど!

憧れのファッション誌の編集者になりたくて、出版社に就職しますが、

名前を略すと「こうえつ=校閲」という理由で、校閲部に配属することに。

 

校閲とは、原稿に誤字や表現の誤りがないかチェックすることです。

まさに、本づくりにおいて、縁の下の力持ち。

 

望んでいた仕事ではないけれども、

いつかファッション誌に関わることができると信じて

真面目に取り組む悦子、なのですが、

担当の原稿をめぐって、たびたびトラブルが巻き起こります。

 

悦子の仕事ぶりは、不本意な部署にいるとは思えない熱心さ。

悦子はかなりサバサバしているので、

歯に衣着せぬ物言いが、とても清々しい!

頑固な大物作家の原稿にも、昔から大好きなファッション界の重鎮の原稿にも、

臆することなく朱を入れていきます。

でも、きちんとした軸を持って、仕事と向き合う悦子は、

口が悪くても、時々失敗しても、応援したくなる魅力があります。

 

新人の悦子の視点で、校閲の仕事に関するメモや、

どうやって本が作られているのか覗き知ることもできるので、

とても興味深くもあります。

普段見ることのない世界の仕事って、面白いですよね。

 

 

続編もあり、

二作目として『校閲ガール ア・ラ・モード』

三作目として『校閲ガール トルネード』が出版されていて、

シリーズ3部作となっています。

 

悦子をはじめ、悦子を取り巻く人物、一人ひとり(特に女の子たち)が、

自分の信じるものや貫きたい気持ちのようなものを持っていて、

とても魅力的です。

こんな強さを持った女性になりたいものだなあと思わせてくれます(^^)

 

キャラクター同士の掛け合いも軽やかで、読んでいて楽しいです。

女子会で友だちの話を聞いている感覚に近いかも。

 

ぜひ、シリーズまとめて読んでみてください。

この記事を書いた人

松川まりこ

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札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪