こんにちは!松川まりこです。
今回は、「読み聞かせ」をテーマに、お話しさせていただきたいと思います。
『赤ちゃんにも本を読み聞かせよう』という
「ブックスタート」という運動があるのは、聞いたことあるでしょうか??
本を読み聞かせると言っても、
赤ちゃんに、早いうちから教育をほどこそう!というのが目的ではありません。
絵本を媒介にして、
赤ちゃんと親がコミュニケーションを取る時間を過ごすことが目的なんです。
\ にこり♡ /
(友人のお子さんの写真をイメージとしてお借りしています。)
本を読み聞かせてもらう、その時間をとおして、
赤ちゃんは自分が愛されていることや守られていること、
大切な存在であることを体感できると言われています。
そして、言葉を呼応させていく経験の積み重ねの中から、
ゆっくりと人を信頼することを知って、
周りの人と気持ちを通わせる力を育てていくのです。
そして、読み聞かせで心を通わせるのは、子どもたちも同じです。
子どもは、「文字の文化」ではなく、「声の文化」に生きているそうです。
文字で情報を得るよりも、周りの誰かの声をとおして、
身の回りの世界を認識していく段階なのだとか。
子どもたちは、読み聞かせをとおして、
読む人との「心のつながり」を求めているのです。
たとえ1人で読める本だとしても、
大人の生の声で届けるからこその意味があるんです。
子どもたちは、読み聞かせをくり返すことで、
耳から聞いた言葉をもとに頭のなかでイメージを膨らませ、
さまざまなことを感じることができます。
でも一番の効果は、本を読んでいる人との心の結びつきが生まれること。
子どもたち自身が、「親が自分のために時間をとって本を読んでくれた」
という満足感を得られることです。
赤ちゃんにとっても、子どもにとっても、
自分が安心して過ごせる場所があり、
自分のことを大切だと思ってくれる人たちが周りにいることは、大事なことです。
一冊の絵本や童話をとおして、親子が楽しく話せるひとときがあるなら、
コミュニケーションももっと上手くいくかもしれません(^^)
大好きな家族が、にこにこ読んでくれるだけでも、子どもにとっては楽しい時間です。
「いっぱい本を読めば頭が良くなるかも?」みたいな本のご利益にはあまり期待せず、
ゆったりかまえて、読書の時間を親子で楽しんでみてくださいね♪
実はわたしも、いま第一子を妊娠中。
子どもを本好きにしたい!とまでは思っていませんが、
こんな風にコミュニケーションの道具として
活用していけたらいいな、と思っています。