こんにちは、松川まりこです。
今回は、読書体験と実体験に関するお話をしたいと思います。
子どもは、本の中に描かれているものが、
現実と結びついたときに、大きな喜びを感じるものだそうです。
たとえば、馬の出てくる絵本を読んだあとに、
実際の馬を見て、その大きさや迫力に驚く、だとか!
馬を見たあとに絵本を読んで、
イメージを膨らませたり、愛着を感じたり、だとか。
読書をとおして、目の前の現実世界を切り取る視点を身につけていくのです。
読書という間接的な体験と、
自分の五感をとおしていろんなことを感じ取る直接的な体験、
その両方を往復することが、
とても良い刺激になるんですね(^^)
本を読んでからでも、あとから本を読んでも、
順番はどちらでも大丈夫ですし、
図鑑なんかでも良いかもしれません。
両方の体験を積み重ねることで、
「もっと知りたい!」という気持ちが生まれていきますし、
実体験があると、生きた情報として、記憶にも残るのではないでしょうか(^^)
大人になった今のわたしも、
本の描写で、今までに自分の見た景色が思い浮かぶことは、よくあります。
景色だけでなく、誰かとの微妙な関係性だったり、心が動いた出来事だったり。
それって、自分が体験したことと、本で味わったことが結びつく瞬間ですよね。
現実で、当たり前に通り過ぎていたことでも、
その描写を読むことで、別の視点で改めて振り返ることもできるような気がします。
読書をとおして、「ああ、こういう感じか」と、
自分の実体験と結び付けることが、とても大切なんだと思います。
実体験が、読書をより楽しくしますし、
読書が実体験をより良いものにもします。
両方充実することで、相乗効果が生まれるはずです。
読書と実体験の往復、
お子さまがいるご家庭は特に、
意識してみてはいかがでしょうか♪