白銀を踏み荒らせ

こんにちは。松川まりこです。

 

前回の記事から一週間。

私が住んでいる旭川は、あっという間に雪景色になりました。

 

冬が来る…と思うと暗い気持ちになりがちですが、

ウィンタースポーツをするなら、

スキー場のオープンが待ち遠しい!という方も実は多いのではないでしょうか。

早いところでは、今月からオープンするようですね!

 

今日は、ウィンタースポーツの迫力を感じる一冊をご紹介いたします。

スポーツミステリーというのでしょうか。

アルペンスキー界を舞台にしたお話です。

 

 

白銀を踏み荒らせ

著者:雫井脩介

発行所:株式会社 幻冬舎

 

 

今まで栄光とは無縁だった、日本アルペンスキー界。

近年そこに現れた、才能ある石野ケビンとマーク兄弟は、

日本人有力選手として、注目されていました。

 

そんななか、兄ケビンが、大会中に亡くなる事故が起きます。

ワールドカップ富良野大会のダウンヒル種目でのことでした。

この大会で優勝目前だったケビンは、最後のジャンプで転倒してしまったのです。

不審な点は見つからず、誰もが事故と考えていました。

 

物語が動くのは、この事故から一年後となります。

 

主人公の篠子は、柔道の元・金メダリスト。

スポーツ心理学の知識があることから、

兄のケビンを亡くしてスランプに陥っていた

石野マークのメンタルトレーナーとして、

日本人チームのメンバーに加わることになります。

 

しかしそこで、チームの周辺で起こる事件に巻き込まれ、

アルペンスキー界の闇に踏み込むことになります。

 

 

 

ミステリーなので、これ以上は書かないでおきます。

 

「アルペンスキー界の闇」と書きましたが、

それってつまり、人間の闇の部分。

「表の顔」と「裏の顔」って、誰もが差はあれど、どちらも持っているはず。

主人公だけではなく、様々な登場人物の視点の語りもあり、

表と裏、両面描かれていたのが面白かったです。

 

 

でも、なによりエンターテイメント感が強くて、単純に楽しく読める一冊です。

雫井さんの作品は、文章が読みやすく、映像が目に浮かぶようで入り込みやすいんです♪

 

中盤で、クライマックスか!?と思うようなアクションシーンがあったり…!

ダウンヒル競技のスピード感や、息を詰める緊張感も味わえます。

映像化しても面白いんじゃないかな~。

 

そして、キーになってくる世界大会の舞台が富良野ということや、

選手の石野マークが札幌育ち…というところも

道産子としては、親近感が湧きます(笑)。

 

実はこちらは、『栄光一途』という作品の続編です。

『栄光一途』は、主人公の篠子が柔道界に身を置いていた頃のお話です。

わたしもまだ読めていませんが、雫井さんのデビュー作ということなので、

今後チェックしてみたいと思います♪

 

 

さて、、すっかりウィンタースポーツ気分が高まったので、

次の一冊も、スキー場にまつわる本に決めました。

いま読んでいるところです。

 

次回のご紹介をお楽しみに~。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

松川まりこ

記事一覧

札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪