疾風ロンド

こんにちは!松川まりこです。

 

前回、雫井脩介さんの『白銀を踏み荒らせ』をご紹介しました。

窓の外の雪景色効果もあり、すっかり雪山気分になってしまったため(笑)、

今回も続けて雪山が舞台のサスペンスをご紹介いたします。

 

 

疾風ロンド

著者:東野圭吾

発行所:株式会社実業之日本社

 

 

大学医科学研究所から、生物兵器とも言われる強力な病原菌が盗まれ、

脅迫のメールが届きます。

「病原菌は、ある雪山に埋めた。

雪が解け気温が上昇すれば容器が破損し、近隣に散乱する。

場所を知りたければ、3億円を支払え」と。

しかし、犯人はその後すぐに、事故で亡くなった状態で発見されます。

場所を突き止めなければ、このままでは病原菌が広がってしまう!

でも大学側には、警察に相談できない事情があり…。

 

研究員の栗林さん(ちょっと頼りないおじさんです(笑))は、

数少ない手がかりを頼りに、あるスキー場に向かい、この生物兵器の回収を試みますが、

思いがけない出来事が続きます。

果たして回収することはできるのか…!

 

 

最後まで、あれ?どうなるの?とハラハラさせられる一冊でした。

 

それでふと思い出したのですが、、。

みなさん、電子書籍って使用されることはありますか?(唐突!)

わたしは、紙を触ってページをめくる感覚が好きなので、

どちらかというと、電子書籍にはあまり魅力を感じないのですが。

 

でも以前、電子書籍のメリットを聞いた時に、

なるほどな~と思ったことがあったんです。

たとえばミステリーを読んでいるとき、

紙の本だと、まだ犯人が明らかになっていなかったとしても、

「もうすぐクライマックスが来るな。」ってわかっちゃうんですよね。

だってページが少なくなってきたら、

物語も終わりに向けてまとめにかかるなって予想できちゃいますもんね。

 

でも電子書籍なら、「わからない」状態で読むことができるんです。

ページを持つ手の感覚で物語の終わりをカウントしてしまわないので、

もしかしたら、あと5ページで終わるかもしれないし、

まだ100ページあるかもしれない…。

残りの分量のヒントがない分、

物語の進み具合と計算しながら読むことができないんですね。

もしかすると、そのほうが純粋に物語に没頭できるかもしれませんね。

 

 

…って言いながら、わたしは結局、

今のところ紙の本を手にしているのですが(笑)。

今日ご紹介した『疾風ロンド』は、

電子書籍で読むと、なお予想出来なかっただろうなと思い、

こんな話をご紹介してみました。

 

 

『疾風ロンド』の主人公、大学の研究員の栗林さんの強力な助っ人として、

スキー場のパトロール隊を務める根津くんと、

スノーボード選手の千晶ちゃんというコンビが登場するのですが、

この二人は、東野圭吾さんの別の作品にも登場しています。

 

『白銀ジャック』『雪煙チェイス』という本で、

実は雪山三部作とも言われています。

時系列的には『白銀ジャック』『疾風ロンド』『雪煙チェイス』の順番。

 

こちらも読みやすく面白いので、ぜひ手に取ってみてください♪

 

 

この記事を書いた人

松川まりこ

記事一覧

札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪