はじめての菱刺し

こんにちは!松川まりこです。

 

冬になると、おうちで何か作る趣味もいいなあと

思うことがあります。

 

と言っても、手先の器用さも、手芸のスキルもほぼないのですが、

図案の素敵さに一目惚れして、

数年前に、つい買ってしまった本があります。

それが「こぎん刺し」。

 

作るかどうかもノープラン。

とにかく、こぎん刺しに惹かれて、購入してしまいました。

でも、そんな本の選び方もアリですよね♡笑

 

 

 

はじめての菱刺し 伝統の刺し子を楽しむ図案帖

著者:倉茂洋美

発行所:株式会社河出書房新社

 

 

こぎん刺しは、青森県南部地方が発祥の刺し子のひとつです。

200年あまり前のこと、この地方の農民は、

衣服に麻布を着用するよう定められていたのだとか。

寒冷な土地です。

衣服の強度や保温性を高めるために、

生活の知恵として、

目の粗い麻布の布目を埋めるように糸を重ねて刺すようになっていきました。

それがこの「こぎん刺し」です。

 

 

手仕事として、200年刺し継がれてきた、こぎん刺し。

今まで服や小物を選ぶときに、刺繍をデザインとして考えていたわたしは、

糸を重ねて布を補強し、防寒にするなんて、考えたこともありませんでした。

 

冷たい風に負けないように、外仕事をする家族のために、

一針一針、縫っていた人たちがいたんだなあと。

 

織物のような図案に目を引かれて、手に取った本ではありましたが、

ここにもドラマを感じて、グッと掴まれるものがありました。

 

こちらの本に掲載されている図案は、

実際の当時の衣類から採集された模様を、

著者の倉茂さんによって、

現代でも活用しやすい大きさにアレンジされたものです。

 

 

 

 

 

伝統的な柄、なのですが、とてもオシャレ。

更に様々なモチーフがあり、女性たちの遊び心も感じます。

 

現代と同じように、時間を見つけて女性同士集まっては、

これ素敵ね、え~この模様自分で考えたの?すごーい、ちょっと見せて~

なんて言いながら、

厳しい環境の中でも、一息ついて笑って、仕事していたのかな…なんて。

わたしの想像ですが。笑

 

 

 

時代が進むにつれ、衣料を手に入れることも容易になり、

大正の終わり頃に、こぎん刺しは急速に廃れていったようです。

でも、現代のハンドメイドブームの波で、

目にする機会も増えているように思います。

日本発祥の伝統柄でありながら、北欧風のものにも相性が良いと、人気が高いようです。

 

ただ、自分でイチから道具を揃えようと思うと、なかなか難しいので、

最初はキットやワークショップを探してみるのが良いかもしれません。

 

わたしもこぎん刺しの作家さんのワークショップに参加したことがあります。

何列か縫って、模様が浮かび上がってくると、可愛くて可愛くて。(笑)

これは楽しいです。

 

こちらの本にも、モチーフや、その由来の紹介だけではなく、

刺し方の説明も、写真付きで載っていますので、

わたしも今年の冬こそは、何か小物を作りたいな。

 

 

この記事を書いた人

松川まりこ

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札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪