木曜組曲

こんにちは、松川まりこです!

今日ご紹介するのは、こちらの一冊です。

 

 

木曜組曲

著者:恩田陸

発行所:株式会社徳間書店

 

 

四年前に、謎の死を遂げた作家の時子。

その時子の館に、年に一度、木曜を挟む三日間で集まる

彼女と縁の深い五人の女性たち。

時子が亡くなる現場に居合わせた五人は、この館で毎年彼女を偲ぶのですが、

しかし、その年は緊迫した空気が漂い、それぞれが時子の死の真相を考え始めます。

 

物語は、五人それぞれの目線で、順番に語られていきます。

「時子の死」を思い返したとき、この五人にはそれぞれ隠しごとがあり、

それが、死の謎を解く鍵となっています。

 

ライター、小説家、編集者、出版プロダクションの社長、そして時子のアシスタントと、

同業者と言える五人。

彼女たちは、「物書き」としてのプライドから、

なかなか自分の腹の内を見せることを良しとしません。

 

互いに尊重し、家族のような一面を持ちながらも、

どこかで嫉妬心や憎しみに似た感情も持っている彼女たち。

そんな五人の腹の探り合い、騙し合い、暴き合い…。

一筋縄ではいかないドロドロさに、目が離せません!

 

そして、秘密が明らかになるにつれて、

死んでいる時子が、誰よりも生き生きとした

生身の人間のように感じられてきて、ドキッとします。

 

次々と展開していく物語に、

まるで連続ドラマを観ているような感覚に陥ります。

引き込まれること間違いなしです!

 

 

著者の恩田陸さんは、本を読むことがなにより好きで、

自身が作家になってからも、様々なジャンルの本を読んできたそうです。

多くの名作に触れ、影響を受け、

オマージュとして自分の作品に落とし込むこともあるそう。

 

代表作は、本屋大賞に選ばれた『夜のピクニック』や

直木賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』など。

他にもおすすめしたい作品がたくさんあります!

 

恩田さんの作品には、恩田さんにしかない世界観があります。

引きずり込まれていくような面白さ!

ぜひ手にとってみてください♪

 

 

 

この記事を書いた人

松川まりこ

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札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪