ヨコハマ指輪物語

こんにちは、松川まりこです。

今日おすすめするのは、こちらです!!

 

 

 

ヨコハマ指輪物語

著者:神崎あおい

発行所:株式会社講談社

 

 

明治初期、貧乏士族の娘として生まれた黒田絹子は、

開港当時の横浜から密航し、ヨーロッパへと渡りました。

ヨーロッパで海外の産業の知識を学んだ絹子は、

なんと黒魔術も習得し、

イギリス人の孤児エドワードを連れて、数年後に帰国しました。

 

その後、黒魔術で妖魔を呼び出し、次々と商売敵を破滅させ、

成り上がった絹子は、のちに改心し、妖魔と手を切る決意をします。

 

妖魔たちと死闘を繰り広げ、

なんとか妖魔の魔力を小さな指輪に封じ込めた絹子は、

執事となっていたエドワードに、こんな遺言を遺します。

「妖魔達は100年ほどで目を覚ますでしょう、

この指輪を100年後の強く賢く美しく心清い乙女に渡し、

横浜を妖魔から救ってほしい」と。

 

そして、物語は、100年後の現代(といっても1988年)から始まります。

横浜に住む平凡で地味な高校生の千代子が、

ちょっとした手違いで、この指輪の持ち主になってしまいます!

 

千代子は、葛藤ありつつも、

代々指輪を守ってきたエドワードの子孫(5代目)の高島=エドワード=光と、

指輪の秘密を知った、美しいお嬢様(でも実は元スケ番)のおシマと3人で

目覚め始める妖魔たちから、横浜を守るために闘う決意をします!

 

「講談社X文庫ティーンズハート」という

ティーン向けの文庫レーベルから出ていた本です。

小学生の頃に、このティーンズハートのマークのついた本に、

どハマりしていました。

ピンク色の背表紙が可愛かったから!

 

わたしが小学生の頃(2000年前後)でも、

既にちょっと前の世代かなあ〜と感じた

『ヨコハマ指輪物語』略して『ヨコ指』ですが、

でも、そんなの関係ないくらい、引き込まれる!

 

平凡な女の子が、日常生活をこなしながら、

平和を守るために次々と現れる妖魔と闘っていく…、

セーラームーン好きのわたしの心にグッと刺さったのかもしれません。

でも、こういう正義のヒロインって、普遍的ですよね!

 

魅力ある横浜の様子もたっぷり描かれていて、

横浜はずっと、わたしの憧れの地でもありました。

 

ティーン向けだけあって、しゃべり口調も軽快で、

たまに普通に笑っちゃいながら、

全17巻、だぁーーーっと読んでしまいます。

 

 

この物語、主人公の千代子が、

黒魔術の呪文を頑張って覚えるんですよね。

 

もしかしたら、わたしにもいつか、

こういうことが起こるかもしれないって

少し…半分くらい…(笑)、信じていた小学生のわたしは、

この呪文を一生懸命覚えていました。

身を守る呪文とか、水を出す魔法とか。

 

今回改めて読もうと思ったときに、

読む前から、まだその呪文を覚えていて驚きました。

 

思えば、陰陽師の本を読んで、怨霊退治の呪文(?)を覚えて、

『ハリーポッター』の世界の魔法の呪文も覚えて、、

魔法的なことなら、どんな分野に巻き込まれても大丈夫なように

備えていたはずなんですが(笑)。

 

でも、幸い?残念ながら?

妖魔にも怨霊にも襲われることはなく、

怖い魔法使いにおびやかされることも、

魔法界にスカウトされることもなく、大人になってしまいました。

この記憶力、なぜ他に生かせなかったのか…!(笑)

 

次回は、そんな、

わたしが大好きな「ファンタジー」の起源について、

お話ししたいと思います。

 

それでは、今日はこのへんで!

この記事を書いた人

松川まりこ

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札幌出身、旭川在住。読書アドバイザー。 本にまつわるお話を発信します。レトロなもの、雑貨、甘いもの、カフェ巡りが好き。カバンに本を放り込んで、自転車であちこち駆け回ります♪